
Am9というコード名が題名に入っている
ギターやピアノのコード名を入れた曲名というと、邦楽であればGO!GO!7188の「C7」が思い浮かぶ人が多いと思います。他にもコード名が入った曲名はあるのかも知れませんが、自分は1985年に発売されたTOSHITAROというアーティストの「Am9にジェイ-鋭角ボーイでいてくれよ-」を思い浮かべます。
すごいですね。Am9ですよ。テンションコードですよ。音楽やっていない人は「エーマイナーナインス」なんて読めないです。何故こんな題名にした?事実僕は「アムグにジェイ」と読んでました(当時ギターやっていなかったので読めなかった)。この曲はThat's EM-XというカセットテープのCMにも使われましたが、大ヒットとはいかなかった曲です。下記動画はそのCMです。
ヒットしなかったのは題名のせいもあるんじゃないかと思うこの曲ですが曲中「Am9」を全部で7回言います。先に挙げたGO!GO!7188の「C7」が歌の最後に一回だけC7が出てくるのに比べると立派なAm9な曲と言えるでしょう(?)
ちなみにサビは「オーAm9ならオレのハートが聴こえる」(コードはAm9を使っている)と歌っているのですが、先に書いた通り僕はAm9を読めなかったので「あーにゃーにゃにゃにゃにゃな、おれのハートが聴こえる」にしか聴こえませんでした。
男性から男性へのラブソング
この歌は歌の途中で「ジェイ、ジェイ、ジェエエエエイ」と歌っているので、僕は「ジェイ」すなわち「J」という人に送ったラブソングと考え、そして「J」という響きから男性から男性へ送ったラブソングだという思いました。
サブタイトルにもなっている「鋭角ボーイでいてくれよ」という歌詞は「J」という男性が元恋人の歌の主人公(男性)に向けて言っているセリフだと思い、男性同士のラブソングなんてすごいな、大人の恋愛は深いなーと思いました。
ところが最近ネットで調べたら途中の英語の部分が「She Got Married」と歌っている事が判明し、普通の男女の恋愛の歌としってがっかりしました。おそらく「J」は「Jack」ではなく「Julian」とか「Janis」の頭文字なのでしょう。がっかりする理由なんて考えみてみればないのですが、なんとなく。
現在この曲は配信されていない
そんな「Am9にジェイ-鋭角ボーイでいてくれよ-」ですが、現在どこにも配信されていません。中古CDはほぼ入手不可能です。1985年という時代なので、アナログだけでCDを作っていない可能性もあります。
しかし、コード名(しかもテンションコード)を題名に据えているとても稀有な曲なので「Am9にジェイ-鋭角ボーイでいてくれよ-」是非配信して欲しいと思います。
- 2019.11.11 Monday
- 雑記
- 12:56
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- by 東京ガロンヌ
